超駄文書いてみた。
二次創作です、一応。
名前を出さずにどこまでいけるか、という試み(苦笑)。
ネット文なので、SSとかいうのもちょっとなって感じ。
基本設定
右の子…茶色い
左の子…黒い
見た目の話。
故あって同居してます。
黒い子には意識不明の彼女がいます。
仲間のようなそうじゃないような微妙な関係です。
これだけで、わかる人にはわかっちゃうよね(苦笑)。
今回は茶色い子の夏の話。
多分その内黒い子の話も書くような。
正直言って何やってんだって感じです。
眠いからね、最近(関係ナシ)!
下をクリックで駄文開きます。
まさか、そんな。
常識人ぶった脳味噌がありえないくらいにくるくる回って、理由を探そうとする。
そしてまた、そこに戻ってくるんだ。
まさか、そんな。
― 夏に眩む ―
窓の外、程よく育った常緑樹に蝉の声。
今年の夏は、やけに湿度が高い。
空調のない部屋の中でオレはソーダ味のアイスバーをがじり、と噛んだ。
廊下に出る扉を開け放って空気の通り道を作ってもまるで澱のようにたまった熱気は揺らぐ気配もない。
腰高窓の傍に据えられた椅子に腰掛けた男に視線を一度めぐらせて、うんざりする。
なんだってこんな蒸し暑い日に黒のパンツと黒のシャツなんだ。
そう心の中でぼやきながら、溶けかけた不健康な水色の氷菓をぺろりと舐める。
さわり、と乾いた風が頬を撫でて廊下へと逃げて行く。
その風に乗って微かに、けぶるようなにおいが鼻腔を擽った。
細くたなびくそれの出所を探すようにゆるゆると窓際に顔を向ければ、節の目立つ長い指に挟まれた煙草が見えた。
小さなテーブルの上に、緑のラインが入った煙草の箱とジッポ。
暑さに負けて汗をかいたように水滴を浮かべるペリエのボトル。
ぼんやりと外を見つめる横顔。
すぅ、と。
頬から顎にかけてのラインを一筋、汗が滑り落ちて行くのが見えた。
しまった、と反射的に思う。
見なければよかった、と。
右手に煙草を持ったまま、左手だけで器用にペリエのキャップを開ける所とか。
呷るように傾けられたボトルから落ちる雫とか。
なにより、喉仏が動くさま、とか。
オレは暑さも蝉の声も何もかも置き去りにした何処かへ迷い込んでしまった。
右の手の平を、べたつく液体がとろりと流れ、そのまま肘まで伝い落ちていく。それだけをリアルに感じる。
ぞわりと。
摂氏三十五度の部屋の中、総毛立つような感覚に暑さを忘れた。
まさか、そんな。
身動きも取れない。
頭の中がうるさい。
理由を探して、言い訳を探して、普段は使わない脳の隅々まで稼動しているような気がする。
だから、身体が動かない。
視線を寄越され、また背筋が痺れる。
たのむから、近付かないでくれ。
動けないのだから、触らないで。
くらり、と視界が歪んだ。
暑さで逆上せたのだったらいっそ幸せだったかもしれない。
この想いに焼かれて足元からぶれるなら、それは。
この上もなく甘いふしあわせ、だ。


